2026年9月3日に発表された新世代モデル 「GPT-6 Astra(アストラ)」 は、発表から数日で展開が進み、Codexでは有料プランで実際に使える段階になりました。Codex CLI では、更新するとモデルが自動的に切り替わる「デフォルトモデルの変更」が9月以降2回起きており、「知らないうちにモデルが変わっていた」が起きやすい状況です。
🆕 2026年9月29日、Astraに近い性能をAstraより低いコストで使える「GPT-6.1 Sol」が公開され、Codex CLI 0.159.1 からはデフォルトモデルが GPT-6.1 Sol に変わりました。Astraとの使い分けは下の「AstraとGPT-6.1 Solの使い分け」で解説しています。
この記事では、展開状況・使い方・注意点を、公式発表・公式チェンジログ・公式のModelsページで確認できた事実ベースでまとめます(2026年10月5日更新)。
この記事でわかること
- ✅ プラン別の「もう使える/まだ」の状況
- ✅ Codexでの使い方と、CLIのデフォルトモデルの変遷
- ✅ GPT-6.1 Solとの使い分けと、2倍速の「Fast」
- ✅ 「モデル一覧に出てこない」ときの確認ポイント
⚠️ 本記事は OpenAI 公式とは無関係の解説記事です。展開は段階的なため、お手元の表示と時差がある場合があります(2026年10月5日更新)。
結論:Codexでは「もう使える」。ただしCLIのデフォルトは変わった
- Pro / Business Premium / Enterprise:ChatGPT Work と Codex で利用可能(OpenAI公式X・9/5頃)
- Plus / Business:数日遅れで展開され、完了済みとアナウンス(CEO発言)
- API / Azure / AWS Bedrock:稼働中(API価格は $10/100万入力・$50/100万出力トークン)
- Free / Go:現時点で対象外(公式の言及なし)
- Codex CLI:バージョン 0.153.4(9/4)でモデル一覧に追加され、同時にデフォルトモデル化。その後 0.159.1(9/29)でデフォルトは GPT-6.1 Sol に変わりました(公式リリースノート)。いまCLIを最新にすると、何も指定しなければ GPT-6.1 Sol で動き、Astraは自分で選ぶ形です
何がすごいのか(公表値・要点だけ)
発表時の公表ベンチマークは、数学(FrontierMath Tier 4)98%、推論(ARC-AGI-3)99.9%などほぼ満点級。実用面では:
- PC操作(Computer Use)が大幅強化:OSWorld V2-Offline 72.6%(前世代65.7%)、タスク平均時間は約75分→約40分に短縮
- コンテキストをまたぐノート保持:長時間タスクで「圧縮による忘却」を減らす仕組み。Codexの長時間自走やコンテキスト上限問題に直結する改善です
- 報道ベースでは、コンテキストウィンドウは約105万トークンとされています
ベンチの読み方はいつも通り「参考にするが盲信しない」で(公表ベンチの比較まとめ)。
Codexでの使い方
デスクトップアプリ・Web版
モデル選択画面に GPT-6 Astra が表示されていれば、選ぶだけです。表示されない場合は、①アプリを最新版に更新(アップデート方法)②アプリを完全再起動、の順でお試しを。展開直後は反映に時差があります。
CLI
codex --version # 0.153.4 以上か確認
npm install -g @openai/codex # 古ければ更新
最新のCLI(0.159.1以降)のデフォルトは GPT-6.1 Sol なので、Astraを使いたいときは自分で指定します。
codex --model gpt-6-astra # 起動時に指定
起動中なら /model で切り替えられます。いつもAstraを使いたい場合は、設定ファイル(~/.codex/config.toml)にモデルを書いて固定します(設定ガイド)。モデル名の正確な表記は、モデル選択画面の表示を正としてください。
2倍速の「Fast層」
AstraにはFast層(2x speed)が用意されています(公式チェンジログに記載)。応答速度を優先したいときの選択肢で、じっくり考える通常層との使い分けは、従来のeffort調整と同じ感覚でOKです(モデル選びの考え方)。
⚠️「勝手にモデルが変わった」に注意
今回の展開で実際に起きうる混乱を先回りでまとめます。
① CLI更新後、挙動が変わった
仕様です。CLIのデフォルトモデルは次のように変わってきました(公式リリースノートで確認)。
| CLIのバージョン | デフォルトモデル |
|---|---|
| 〜0.153.3 | GPT-5.6系など従来のモデル |
| 0.153.4〜0.159.0 | GPT-6 Astra |
| 0.159.1以降 | GPT-6.1 Sol |
応答の傾向・速度・消費が変わったと感じたら、まず使っているモデルを確認してください。好きなモデルに固定したい場合は、設定でモデルを明示指定すれば、CLIを更新しても変わりません。GPT-5.6系も、新モデルの展開中は引き続き利用できます(公式Modelsページ)。
② ChatGPT本体(チャット画面)のモデル一覧に出てこない(Plus)
報道によれば、Plusプランでは通常チャットのモデル選択には出ず、ChatGPT WorkとCodexで利用できる形の展開です。「Codexでは使えるのにチャットでは選べない」のは異常ではありません。
③ まだ表示されない
展開は段階的です。アプリ・CLIの更新→再起動→半日待つ、の順で。急にエラーが出る等の不調は世代交代期のチェックリストで切り分けを。
AstraとGPT-6.1 Solの使い分け
2026年9月29日に公開された GPT-6.1 Sol は、公式によると「Astraに近い性能を、Astraより低いコストで」使えるモデルです。公式Modelsページの考え方は次のとおりです。
| こんな作業 | おすすめ |
|---|---|
| いちばん難しい、設計から実装まで通しで任せる作業 | GPT-6 Astra |
| 繰り返しの多い作業、長時間の作業(コストも気にしたい) | GPT-6.1 Sol |
| やることが明確な軽い作業を大量にこなす | GPT-6 Luna |
GPT-6.1 Sol の公開時点の対象は Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu です(Free・Goは対象外)。「Sol」という名前のモデルは GPT-6.1 Sol・GPT-6 Sol・GPT-5.6 Sol の3つがあるので、取り違えに注意してください。詳しくは モデル選び完全ガイド で整理しています。
乗り換え判断:焦らなくてOK、でも試す価値は大きい
- 普段のタスクで数日併用して体感を確認(ベンチより自分の用途)
- 軽い作業への使い分けは維持——世代が上がっても「全部最上位」は利用枠のムダです。最新のCLIはデフォルトが低コストのGPT-6.1 Solなので、Astraは本当に難しい作業のときだけ選ぶのが効率的です
- API利用者はコスト再計算を——$10/$50は5.6 Sol比で割高です。損益分岐の試算の考え方で確認を
前世代同士の比較は GPT-5.6 vs Claude Opus 5、ツールとしての違いは Codex vs Claude Code を参照してください。
よくある質問(FAQ)
Q. 無料(Free/Go)プランでは使えませんか?
A. Astraについて、Free・Goへの提供は公式に案内されていません(2026年10月5日時点)。Free・Goでは、デスクトップアプリで軽量モデルの GPT-6 Luna が使えます(モデル選びガイド)。
Q. Codexのモデル一覧に出てきません
A. アプリ/CLIの更新→完全再起動→半日待つ、の順で確認してください。CLIは0.153.4以上が必要です。Plusの方は「チャットには出ないがCodexでは使える」仕様である点にもご注意を。
Q. GPT-5.6はなくなりますか?
A. 現時点で終了予告はありません。公式Modelsページでは、GPT-5.6 Sol・Terra・Luna は新モデルの展開中も引き続き利用できるとされています。なお、GPT-5.5 は2026年10月14日に提供終了します。
Q. Fast層と通常のAstraはどちらを使うべき?
A. 日常の軽め〜中程度のタスクはFast層(2倍速)、難しい問題や長時間の自走は通常層、が基本の使い分けです。
Q. 追加料金はかかりますか?
A. サブスクリプション(Plus等)では追加料金なしで、既存プランの利用枠内で使えます。APIのみ従量課金($10/100万入力・$50/100万出力)です。
まとめ
GPT-6 AstraはCodexで既に使える段階です(Plus以上・APIで展開完了)。ただし最新のCLI(0.159.1以降)のデフォルトは、Astraに近い性能で低コストな GPT-6.1 Sol に変わりました。普段は6.1 Sol、いちばん難しい作業だけAstraと使い分けるのが公式の考え方です。好きなモデルに固定したい場合は、設定でモデルを指定しましょう。
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