「Codexの利用制限が撤廃されたらしい」「有料プランが無制限になったって聞いた」——2026年8月現在、SNSなどでこうした話を見かけた方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、制限の撤廃・無制限化は事実ではありません。ただし、火のないところに煙は立たないもので、「実質ほぼ無制限に感じられる」公式の変更が実際にあり、それが噂の正体とみられます。この記事では、公式情報にあたって確認できた事実と、その変更を最大限活用する方法を整理します。
この記事でわかること
- ✅ 「無制限化」の噂の真偽(公式情報ベース)
- ✅ 噂の正体①:リセット権の「貯蓄」機能とは
- ✅ 噂の正体②:7月から続いた「記念リセット」ラッシュ
- ✅ 制限を実質ゆるく使うための実践テクニック
⚠️ 本記事は OpenAI 公式とは無関係の解説記事です。内容は2026年8月12日時点の確認情報に基づきます。
結論:制限は今もある。ただし「付き合い方」が大きく変わった
OpenAIの公式チェンジログを確認した範囲では、Codexのレート制限(利用枠)の撤廃や、有料プランの無制限化を告知するエントリは存在しません。プランごとの利用枠という仕組み自体は、2026年8月現在も継続しています。
では、なぜ「無制限になった」という話が広まったのか。調べると、3つの実在する動きにたどり着きます。
噂の最大の源流:ChatGPT本体の「テキストチャット無制限化」(8/6発表)
2026年8月6日、OpenAIは ChatGPT(本体)のFree・Goプランで、テキストチャットの利用制限を撤廃すると発表しました(8月10日の週から順次展開)。あわせて無料プランの標準モデルがGPT-5.6 Lunaになっています。
これは大ニュースですが、**対象はあくまで「ChatGPTのテキストでの会話」**です。
- ✅ 無制限になった:ChatGPT Free/Goのテキストチャット
- ❌ 無制限になっていない:画像生成・音声・ファイルアップロードなどのツール類(上限が残る)
- ❌ 無制限になっていない:Codexのコーディング利用枠(別体系のまま継続)
「ChatGPTが無制限になった」→「じゃあCodexも?」という連想が、今回の噂の主なルートとみられます。CodexはChatGPTと同じアカウントで使うものの、エージェントがファイルを読み書きしながら大量のトークンを消費する別サービスなので、利用枠の考え方も別建てです。
噂の正体①:リセット権の「貯蓄」機能(6月導入・公式確認済み)
2026年6月11日、公式チェンジログに次の機能追加が記載されました。
- Plus / Pro ユーザー向けに「レート制限リセットの貯蓄(banking)」機能を追加
- 開始時に無料リセット1回を全対象ユーザーに付与
- 紹介(リファラル)プログラムで追加のリセット権を獲得可能
- Business向けには別枠の紹介プログラム(共有ワークスペースのクレジット)
つまり、「制限に達した!でも今すぐ作業を続けたい」というときに、貯めておいたリセット権を切って即座に枠を回復できるようになったのです。「制限に当たっても止まらない」体験は、確かに"実質無制限"に近い感覚を生みます。
噂の正体②:7月の「記念リセット」ラッシュ(報道ベース)
もうひとつ、国内メディア(PC Watch)の報道によると、2026年7月22日から8月1日にかけて、全ユーザーの利用制限リセットが5回実施されました。週間アクティブユーザー1000万人達成などのマイルストーン記念とされています。
この期間は「制限に達してもすぐ全回復する」状態が繰り返されたため、体感として「制限がなくなった」と感じた人が多かったはずです。ただし、これは期間限定のお祭りであり、恒久的な変更ではありません。
※こちらは報道ベースの情報で、公式チェンジログには記載がない点は明記しておきます。
事実の整理表
| 話 | 真偽 | 根拠 |
|---|---|---|
| Codexの利用制限の撤廃 | ❌ 事実ではない | 公式チェンジログに該当発表なし |
| Codexの有料プラン無制限化 | ❌ 事実ではない | 同上。プラン別の枠は継続 |
| ChatGPT本体のテキストチャット無制限化(Free/Go) | ✅ 事実 | 8/6発表・8/10の週から展開 |
| リセット権を貯めて好きな時に使える | ✅ 事実 | 公式チェンジログ(6/11) |
| 7月に制限リセットが連発された | ✅ 報道あり | PC Watch(7/22〜8/1に5回) |
実践編:制限を「実質ゆるく」使う3つのテクニック
制限の仕組みが残っている以上、上手な付き合い方が効きます。
① 無料付与のリセット権を確認し、ここぞで使う
Plus/Proユーザーには開始時に無料リセット1回が付与されています。納期前の追い込みなど「今止まったら困る」場面のために温存しておくのが賢い使い方です。使いどころの見極めは、レート制限の対処ガイド の「待つ/回避する」判断と組み合わせてください。
② 紹介プログラムでリセット権を積み増す
友人や同僚をCodexに招待すると、リセット権を追加獲得できます。チームで使い始めるタイミングがあれば、実質的な利用枠を底上げできます。
③ そもそもの消費量を減らす
リセットに頼る前に、消費そのものを減らすのが根本対策です。
.codexignoreで不要ファイルの読み込みを削減(遅い・固まる対策 と共通の最重要設定)- 軽い作業は軽量モデル(Luna等)に振り分け(モデル選びガイド)
- 毎回の説明を AGENTS.md に集約して会話の無駄を削減
それでも枠が足りない人へ
リセット権と節約術を使っても慢性的に足りないなら、それはプランと使い方が合っていないサインです。
- 自分の利用時間に合うプランを30秒で診断 → プラン診断ツール
- 「上のプランにして元が取れるか」を数字で確認 → 損益分岐の試算
- 各プランの枠と料金の全体像 → 料金プラン完全ガイド
よくある質問(FAQ)
Q. ChatGPTは無制限になったのに、Codexは対象外なのですか?
A. はい。8/6の発表はChatGPT本体のFree/Goプランの「テキストチャット」が対象で、Codexのコーディング利用枠は別体系のまま継続しています。混同しやすいのでご注意を。
Q. リセット権はどこで確認できますか?
A. Codexの利用状況(Usage)画面で、残りの枠とあわせて確認できます。付与や獲得状況はアカウントにより異なります。
Q. 記念リセットはまた行われますか?
A. 公式の予告はありません。7月の連発はマイルストーン記念の特別対応とみられるため、恒常的なものとして期待しない方が安全です。
Q. 「制限に達した」と出たらまず何をすべき?
A. ①時間経過での回復を待つ ②温存したリセット権を切る ③急ぎでなければ軽量モデルに切り替え、の順で判断を。詳しくは レート制限の対処 へ。
Q. 制限とコンテキスト上限は同じものですか?
A. 別物です。レート制限=利用回数の枠、コンテキスト=一度に扱える情報量。エラーメッセージで見分けられます。
まとめ
「Codexが無制限になった」は事実ではありません。無制限になったのはChatGPT本体(Free/Go)のテキストチャットで、Codexの利用枠は別体系のまま。ただし**リセット権の貯蓄機能(公式)や7月の記念リセット連発(報道)**により、体感としての「制限の壁」は確実に低くなっています。リセット権の温存・紹介での積み増し・消費の節約を組み合わせれば、多くの人は今のプランのまま快適に使えるはずです。
あわせて読みたい:レート制限の対処ガイド / 料金プラン完全ガイド / プラン診断ツール